Abstract
電気刺激を用いて味覚の提示や抑制・増強を実現する手法が数多く提案されている.それらの研究対象の多くは口腔内であるが,味蕾は口腔内だけでなく咽頭にも存在する.本研究では,顎の下と首の後ろへ電極を配置し,咽頭で感じられる後味の増強と持続時間を延長する手法を提案し,その効果の有無を実証実験を行った.顎の下に陽極を,首の後ろに陰極を配置する電気刺激の提示を行う一対比較法の実験を行ったところ,甘味・酸味のある市販飲料の後味の増強と持続時間延長が確認された.
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Publication
上野 新葉, 青山一真, 中村裕美, 宮下芳明. 下顎部電気刺激を用いた咽頭での後味の増強・持続時間延長. 第26回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2018), 2018.
Media
- 2018.09.27 明治大学プレスリリース「総合数理学部 宮下芳明研究室 電気刺激を用いて後味を強く長くする手法を開発 ~咽頭で感じる後味の増強・持続時間延長~」[明治大学HP] [@Press]
- 2018.10.18 大学ジャーナルオンライン「明治大学、飲料の後味が持続する電気刺激手法を開発」[大学ジャーナルオンライン] [LINE NEWS]
- 2018.11.14. テレビ東京「モーニングサテライト」内【ものづくりファンディング】コーナーにて紹介[ものづくりファンディング】電気味覚] [見逃し配信]