Abstract
本研究では,オブジェクト上でのタッチ入力を可能とするタンジブルインタフェースを提案する.提案手法では導電性と非導電性の2 種類のフィラメントを使用し,3D プリンタによって縞模様状の導電部を持つオブジェクトを出力する.既存研究ExtensionSticker の手法により,オブジェクト上でのタップ,スクロール,スワイプ,回転操作など様々な入力を可能とする.また,従来のタッチパネル上で使用するタンジブルインタフェースのような,複数の導電部を介してマルチタッチを発生させる手法と併用することで,様々なインタフェースを実現できる.今回,市販されているタッチパネルデバイス上で使用するための条件についての簡単な調査を行い,それにもとづいた2 種類のインタフェースを試作した.
In this paper, we describe a tangible interface that can realize touch operations on a physical object. We printed physical objects that have conductive striped patterns using a multi-material 3D printer. The ExtensionSticker technique allows the user to operate capacitive touch-panel devices by tapping, scrolling, and swiping the physical object. By shaping the structure of conductive wiring inside a physical object, a variety of interfaces can be realized. We examined the conditions for using our proposed method on touch-panel devices.
Publications
- Saraha Ueno, Kunihiro Kato and Homei Miyashita. A Tangible Interface to Realize Touch Operations on the Face of a Physical Object. In Adjunct Proc. UIST 2016, pp.81-83, 2016.
- 上野 新葉, 加藤 邦拓, 宮下 芳明. オブジェクト上でのタッチ操作を実現するタンジブルインタフェース. インタラクション2016論文集, pp.872-877, 2016. [プレミアム発表] (採択率 18.2%)
- 上野 新葉, 加藤 邦拓, 宮下 芳明. 表面でのタッチ操作が可能なタンジブルインタフェースの3Dプリント手法. 情報処理学会研究報告 ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI), Vol.2016-HCI-167 No.4, pp.1-7, 2016.